安藤まなのてきとー日記

22歳 発達障害の母の日記です

私のブログが書籍化します

4月26日に晶文社から私の半生を書いた本が出版されます!!

タイトルは「発達障害で普通に生きられなかったわたし交際0日で結婚するまで」です。

ブログの内容だけでなく、新たに書き下ろしたお話もたくさん盛り込まれています。

 気になる方はぜひご予約ください。よろしくお願いします。

 

私は小学4年生の頃に、クラスの学級崩壊と母親に勝手に決められた中学受験の影響で、強迫性神経障害になってしまいました。そこから、ずっとまともに学校に通えたことはありません。現実は、普通に生きたいという自分の思いとは真逆の方向にどんどん進んでいってしまいました。それでも、生きるためになんとか普通のレールに乗ろうともがき続けましたが、大学在学中についに自分は普通に生きることは出来ないということを悟り、絶望しました。普通に生きることを諦めた私は自分の生き方を色々と考えた末、あることを思いつきました。それは、「結婚して養ってもらってなんとか生きながらえよう」ということです。普通に生きられない私は、普通に働くことはもちろん出来ません。働けないということは、お金を稼げないということです。しかし、生活をするにはお金を稼ぐしかありません。そこで、私は誰かに養ってもらって生きれば良いのではないかと考えました。実際に私と結婚してくれる人がいるとはあまり考えられませんでしたが、とにかく私は行動を起こし続けました。その結果、今の夫と出会い、突然プロポーズされ、交際0日で結婚することになります。そして結婚したことにより、それまで感じていた様々生きづらさが解消され、幸せを感じられるようになりました。この本は、生きることに絶望を感じ、生きていて幸せだと感じることがなかった私が、結婚して幸せを感じられるようになるまでの物語です。

今はなんでも「自己責任」で片付けられてしまうような息苦しい世の中です。誰もが自立して生きていくことを求められています。しかし、どうしても自立して生活していくことが出来ない人もいます。そういう人はどうしたら良いのでしょうか?私はそのような人たちに、「結婚」という一つのソリューションがあることを伝えたいという思いで、この本を執筆しました。今、生きづらさを感じている人にぜひ読んでいただきたいです。

 

 本の表紙のデザインは、漫画「坂本ですが?」や、湊かなえさんの小説「白ゆき姫殺人事件」などの表紙のデザインをされている芥陽子さんhttp://monakaya.net/tag/akuta-yoko/に手がけていただきました。イラストは、イラストレーター、おのしのぶさんhttps://twitter.com/shinobuono_の書き下ろしです。とっても可愛い雰囲気に仕上がっていて、私も気に入っています。

帯は、「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと」を執筆された花田菜々子さんhttps://twitter.com/hanadananakoと、「しょぼい起業で生きていく」など多数の本を出版されているえらいてんちょうさんhttps://twitter.com/eraitenchoに書いていただきました。

 

本は息子を妊娠している時に書いており、毎日原稿と格闘する日々でした。幸いつわりが終わってからは私の体調に何も問題はなく、家で書き進めることが出来ました。しかし、起きている間は毎日「少しでも書き進めなきゃ」と思っており、起きるとまた原稿と向き合わなければいけなくなるため、起きるのが嫌でいつもより長く寝ていたりしました(笑)そんなこともありながら無事に書き終えた原稿が、こうして本という形になって、出版されることになり感慨深いです。文章を書いた経験すらあまりない私を完成まで導いてくださった編集者の安藤聡さんと深井美香さんに深く感謝しております。

 

この本が、今苦しんでいる方に少しでも希望を与えてくれることを願ってやみません。