安藤まなのてきとー日記

22歳 発達障害の母の日記です

里帰り前日

最近やたらと去年の今頃のことを思い出す。というか、急に寒くなり、すっかり秋になったこの気候が去年のことを思い出させているのだと思う。今の家に引っ越し、生活が落ち着いてきたのがちょうど去年の今頃だった。あの頃はただひたすらに楽しかったなあと思う。実家から解放され、新生活も落ち着いてきた私は有頂天になっていた。辛いことが無いわけではなかったけど、毎日幸せだったなあと思う。今が幸せじゃないみたいになってしまったが、そういうわけではない。ただ、あの頃とは心持ちがだいぶ変わった。

私は現在妊娠9ヶ月で、もうそろそろ子どもが生まれる。とても嬉しいことなのだが、最近はこんな私で本当に子どもを育てていけるのかという不安の方が大きい。元々不安がないわけではなかったけど、出産が近付くにつれて不安は増大するばかりだ。人1人の責任を一生背負って生きていかなければいけないというプレッシャーも大きい。親が責任を取らなければいけないのは子どもが20歳になるまでと言われたりもするが、親と子の関係というのは一生続く。私は22歳になったが、里帰り出産をすることを決めたため、親にまた迷惑をかけてしまうことになった。一応実家は出たものの、親との関係というものは一生続いていくものなんだなと感じている。私もまたその親という立場になるのだ。それ程重大な責任を負うことまで想像して妊娠したかというと、正直そこまで考えてはいなかったなと思う。ただ、世の中の親にそこまで考えてから出産を決意したのかと問えば、大半の人はそうではないのだろう。というか、そこまで深刻に考えたら出産なんて決断できないはずだ。最近はそういうことをグルグル考えてしまう。マタニティブルーなだけかもしれないが。

結婚を決意した時も不安で仕方がなかったなあと思い返している。諸事情あって入籍してからも1週間程実家にいたのだが、あの時はとてつもなく嫌だったはずの実家が、なぜだがとても良い場所のように思えて仕方なかった。とりあえず実家にいれば生きていくことは出来たからだと思う。新生活がどうなるか想像がつかなくて、今までと全く違う環境でやっていけるのかが不安で仕方なかった。人間は想像のつかないことにとてつもない恐怖を感じるようだ。ただ、新生活は意外となんとかなったし、とても楽しいものとなった。それは本当に多くの人の支えがあってこそだが、今も支えとなってくれる人は周りにたくさんいる。夫の会社が成長したことで、むしろ支えになってくれる人は大幅に増えた。今は不安とプレッシャーで押しつぶされそうだが、なんとかなるといいなと思っている。というか、なんとかするしかないのだが。

この記事は予約投稿にすることにした。夫が大好きな予約投稿笑。ちょうど1年経てば記事が公開される。この記事を書いた次の日に私は里帰り出産するために実家に帰る。里帰りを前に今日は家を大掃除した。1年後の自分は何を考えているだろうか。そしてこの記事を見て何を思うのだろうか。1年後なんて全く想像が出来ない。去年の今頃も1年後にはそろそろ子どもが生まれることなど想像もしていなかった。

1年後の自分は今幸せだと感じられていますか? 子どもをかわいいと思えていますか?

育児に必死すぎて子どもをあんまりかわいいと思うことが出来ていなかったら、この記事をみて精神が崩壊してしまいそうだ。

ただ、今は、1年後の自分がかわいい子どもと毎日幸せに生活出来ていることを願ってやまない。