安藤まなのてきとー日記

22歳 発達障害の母の日記です

ありがとう、しょぼい喫茶店

本日を持ってしょぼい喫茶店が閉店しました。

 

 最後にしょぼい喫茶店を訪れたのは9月の初め頃。その頃私は妊娠8ヶ月で、もうだいぶお腹は大きくなっていました。その後も何度も訪れたいとは思いましたが、大きいお腹で荷物を持って駅からお店まで歩くのが困難になってしまったため、行くことは叶いませんでした。それでもTwitterでしょぼい喫茶店が営業しているツイートを見ては勝手に励まされていました。

 

しょぼい喫茶店に訪れたことがきっかけとなり、私は夫と結婚することとなりました。結婚してしょぼい喫茶店が遠くなってしまった後も、私にとっての心の拠り所であることに変わりはなく、用事があって東京を訪れる度に足を運んでいました。そこでえもてんさんとおりんさんや、顔なじみの常連客の方達とお話しすることが、私にとっての数少ない楽しみの一つでした。閉店することとなり、寂しい気持ちは多分にありますが、同時に、私はもうしょぼい喫茶店がなくても生きて行けるという気持ちにもなっています。だから、私にたくさんのものを与えてくれたしょぼい喫茶店に、笑顔でさよならとありがとうを言いたいです。このような場所を作り、1年以上もの間その場所を守ってくださったえもてんさんとおりんさんには感謝の気持ちしかないです。本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 

もし、しょぼい喫茶店が存在していなかったら、きっと今の私はないと思います。それくらい私にとっては大切な場所です。それはこれからもずっと変わりません。私の心の中にはずっとしょぼい喫茶店が、存在していたあの時のまま残り続けるのだと思います。たくさんの楽しい思い出と共に。しょぼい喫茶店、今まで本当にありがとう。そしてさようなら。