安藤まなのてきとー日記

22歳 発達障害の母の日記です

久しぶりの図書館と料理

11時起床。最近は、14時15時まで寝たり、1日中何もしないで寝ている事が少なくなった。ストレスがないからだと思う。非常に良い傾向だ。

夫が仕事に行くのを見届けてから図書館に行った。図書館と言えば、前に夫が中央図書館に行った時にめちゃめちゃショボかったと言って帰ってきたことがあった。そこでネットで調べてみたところ、市内ではないのだが比較的近くて大きそうな図書館があって、車で夫と行ってみたことがある。結構大きくて蔵書数もそれなりにあり、借りたい本もあったのだが、指定の市に住んでいる人しか借りられないと言われ、本を借りる事が出来なかった。なんだその謎システムという感じだった。県内ならどこでも良いのではないのかとガッカリした。県内でエリア分けがされているみたいなのだが、最近引っ越して来たのでそれが分からない。何を基準にエリア分けしているのだろうか。謎である。

まあそんなこともあって、市内なら借りられるだろうと思って市内で一番大きな図書館に行ってみた。でもそんなに大きくなかった笑。夫と行った図書館の半分くらいしかなかった。まあそんなこと言っててもしょうがないので、借りたい本を探すことにした。なんとなく面白そうだと思った本を借りようと思ったのだが、借りたい本が特になかった。このまま何も借りずに帰ろうかなと思ったのだが、寒い中自転車で30分くらいかけて行ったので何か借りようと思って考えた。好きな著者とかいなかったかなあと考えていて、そういえばカズオ・イシグロの『Never Let Me Go』(私を離さないで)を読んで猛烈に感動したことを思い出した。私の通っていた高校は国際科の高校で、英語の原書を読んで、宿題で英語の質問に英語で回答して、その答え合わせと解説を英語でするという授業があった。その授業の高校2年の時に使う原書の中に『Never Let Me Go』があった。なので、読んだはずだったのだが、その時は内容をあんまり覚えていなかった。授業とか関係なくまた読みたいなあと漠然と思っていたところに、一昨年カズオ・イシグロノーベル文学賞を受賞したニュースを見た。それでネバレミの人じゃん!(私の高校ではみんな書名を略してネバレミと呼んでいた)となって、そのニュースが流れている最中に図書館で予約した。すぐに予約したおかげで3番目に予約する事ができた。というのも、東京は人口が多いので、有名になった本はすぐに予約でいっぱいになってしまうのだ。『Never Let Me Go』も1日経ってから予約数を見てみたら300件を超えていた。私の母は図書館で働いていたのだが、芥川賞を受賞した又吉直樹の『火花』は、1つの区だけの予約数で一時期1000件を超えたらしい。ちなみに今でも予約数ランキングに常時ランクインしているのですごい。

『Never Let Me Go』の何に感動したかというと、繊細な心理描写だ。心理描写がとても細かく描かれていて、しかもそれがどれも自分もこんな感じの時あるなあという感じの描写なのだ。人間の心の動きというのを実に上手く文章化していると思う。それだけでなく、ストーリー自体もすごく面白い。特に最後の方は、「どうなるんだろう」と感じさせる展開で、読み終わった後は人間の感情の闇やどうしようもなさを深く感じさせる内容だ。

そんなわけで、カズオ・イシグロの本が読みたいなあと思って検索したら、『充たされざる者』という本が上下巻揃って置いてあったので、それを借りて帰ることにした。ブッカー賞を受賞した『日の名残り』も読みたかったのだが、貸出中で予約も3件入っていた。さすがノーベル文学賞受賞作家、人気は今も健在である。これから予約することにしよう。

そのあとはお昼ご飯を食べて、夕飯の買い出しをした。明日は雪が降るみたいなので、明日買い物しなくても良いように、明日の夕飯の材料も買った。あちこちのスーパーに行ったので、買い物だけで1時間以上かかってしまって、帰ったらすごく疲れていた。疲れたので少し休んでいると、夫が帰って来たので夕飯を作った。久しぶりにちゃんとした夕飯を作ったなあという感じだ笑。これから作る回数を増やしていきたい。