安藤まなのてきとー日記

22歳 発達障害の母の日記です

結婚して大人になるということ

この間実家に帰った時、母親に少し大人になったねと言われた。

やらなければいけないことを先延ばしにする傾向がかなり強かったのだが、結婚してからはそれが少し良くなった。2人で生活していて、やらなければいけないことを先延ばしにすると生活が破綻してしまうという状況になったのでやるようになったという感じなのかなと思う。実家にいるときは最悪、親がやってくれたし、基本的に面倒ごとは親任せだったなと思う。

今も夫に助けられている部分は多分にあるが、自分で出来ることも多くなった。電話をかけるのがすごく苦手だったのだが、夫は困ったことがあると何でもすぐに電話するタイプの人で、困っている人には意外とみんな優しいよと言われ、電話するのもすぐに出来るようになった。また、どこかに行かなければいけないけれどめんどくさいと思っていると、夫が行こうと言って車を出してくれるので、用事を先延ばしにすることもあまりなくなった。書いているとほとんど夫のおかげということが分かった笑。しっかりしている夫に支えられて私も日々成長しているんだなと思う。

日々の家事も意外とやることが多い。私は過眠の傾向があり、大体昼頃に起きるので一日がすごく短い。朝から起きているとスムーズに家事をこなせたりするのだが、毎日昼頃に起きる生活だと掃除、片付けなどが放ったらかしになり、家が崩壊し始める。私があんまり片付けをしていないと、夫がやってくれるのでありがたいのだが、夫は掃除はあまりしないので埃や汚れが溜まっていく。昨日はお風呂の排水溝に汚れがたまり、お湯が流れなくなってしまった笑。排水溝の仕組みをよく理解しておらず、掃除が出来なかったのが原因なのだが、蓋をとって排水溝をのぞいてみるとなるほど、めちゃくちゃ汚れていた。夜遅かったので明日掃除しようと思い、昨日は最低限お湯が流れる状態にして寝た。

そして今日、なぜか15時まで寝ていた笑。雨が降っていたので外に行くことが出来ず、家で調理して食べた。食べながら家を見渡していると、家が崩壊しかけていて、かなり居心地が悪い状態だった。調理する前になんか居心地悪いなー、今日は家に居たくないなーと思っていたのだが、家が崩壊しかけていたからだった。今日は夫が東京に出かけており、一日中家にいない日だったので、掃除の絶好のチャンスだった。1時間かけて家中を入念に掃除した。ついでに片付けもした。掃除していると埃がすごかったので家中の空気の入れ替えもした。排水溝の掃除も入念にした。大変だったが、家がかなりスッキリしていい感じだ。今まではあまり意識しておらず、気づいたらやるという感じだったのだが、1週間に1度は家中を掃除しなきゃなという感じだ。

こういう風に家が崩壊する前に片付け、掃除ができるようになったというのも成長だなと感じる。実家にいると時はしょっちゅう部屋が崩壊していたし、やる気が起きないと崩壊したまま何日も放っておいたりした。困るのは自分だけだったし、崩壊していても意外と気にならなかったりした。今は崩壊しかけていると放っておくなんてことは絶対出来ないし、寝ている場合じゃない、何としてもやらなくてはと思う。片付け、掃除は意外と手順が多くて大変なのだが、とりあえず1つ1つやっていこうと思えるようになった。私の祖母がよく言っていた言葉で、「やらなければいけないことを数えても辛くなるだけで何の意味もないから、目の前のことを1つ1つ片付けていけ」という言葉があり、母親も教訓にしていたが、私も教訓にしてやっていこうと思う。

実家に帰り、母親が私の成長ぶりに驚いていたことは結構嬉しかった。母親は私のことを本当に何もできない子供だと思っているので、その認識をどんどん改めていきたいと思う。

私は見た目が幼く見え、高校生に間違われることも結構あり、結婚指輪をして電車に乗っていると、他人に2度見されたり、驚いた顔で見られることが多い。そのことを知り合いの方に話した時に、私は「周りの人に子供が結婚していると思われている」と言ったことがある。するとその知り合いの方は「大人が結婚するんじゃない、結婚して大人になるんだよ。」と仰っていた。その時は意味がよく分からなかったが、今は本当にその通りだなと思う。結婚は人を成長させてくれる。私も何も出来なかった20歳の女の子からどんどん成長していきたい。